第4章 700万円台注文住宅の建築奮闘記その4
●16㎡の外壁
やっと、外壁のサンプルが到着しました。
クボタ製で16㎡の厚さがあり、触るとかなり分厚く、重いのです。
妻の父親が建築関係の仕事をしており、建売は12㎡ぐらいだと言っていました。
新しい物好きの私たちは、「新製品は改良されてよい物しか商品として出してないはず」と《新製品》と書かれてある外壁を選びました。
「う~ん。これがうちの壁か~」いい感じです。
「早く建たないかな」と、家族みんなで話しています。
安くても小さくても注文建築なので、ツートンは柄の付いたデザインにしました。建て売りでよく見られる下はデザイン調、上は無地のモルタル仕上げは絶対に嫌でした。
それにしても、外壁もそうですが、建て売りに付いていない装備が私の家にはかなり付くようです。
(●700万円台住宅の豪華(?)装備 -打ち合わせするごとに良くなる仕様-●で、紹介。)この金額で本当に利益が出るのでしょうか?
特別うるさい客だから付けたのであれば、この奮闘記を停止しなければ。
しかし、本来は「FPの家」という高級・高性能住宅がメインの宮本建設です。
ローコスト住宅は、お情けで受注したのか、いつも不安(嬉しい)に思ってます。
●我が家のイメージ
外観のグラフィックができたと連絡があり、早速持ってきてもらいました。
「うん、なかなかいい感じです」
それに、御歳暮を持ってきてくれたんです。
これって、家を建ててもらう、うちがあげるものじゃないのかな。
でも、私が風呂に入っている間の出来事で、そう考えてる間に、伶生が包装紙をビリビリッと破ってしまいました。子供のことを考えてかスープの詰め合わせでした。これで、正月は子供にヒモジイ思いをさせずにすみます。
●工事の工程表ができました
やっと、待ちに待った工事の工程表ができてきました。
内装や外観のイメージは、私や妻や子供たちの中ではふくらんでいたのですが、やっと形になる時がやってきました。
役所の申請が混んでいて、ずっと許可が下りるのを待っていたそうです。
「土地のセットバックや前面道路2mだから……の関係もありまして……」
工程の中で基礎工事を10日間設定しているのは、大正解です。この時期、モルタルが固まりづらいですものね。
宮本建設さん、いい家建ててくださいね。
ほんと嬉しいです。早く住みたいです。でも、突貫工事は怖いですものね。

●基礎工事の根切り終了
土曜日の午前中で根切りは終了したそうです。
根切りというのは、基礎工事を行う部分を掘削してあらかじめ整地する作業のことをいいます。
そこで根切りの深さチェックをしました。ちょっと現場の残材を当てて確認してみました。杭もしっかり固まっているようで、地盤に関しての心配はなくなりました。かなり頑丈な気がしています。私が思ったより深く掘ってくれていました。基礎工事は家の命ですものね。
出水がないかどうか調べて、敷地の中に水が出ている所や溜まっている所がないか十分にチェックしました。
チェックしたところ、一箇所も発見されず、一安心です。


●建築士さんとの打ち合わせ
私と建築士さんはほぼ毎日、メールで打ち合わせをしています。
今までに打ち合わせしたことの不足点、疑問点をメール交換するのです。今回の根切りの件に関する建築士さんの回答と、それに対する私のコメントを載せておきます。
【建築士】
「お世話さまです。
現場のことなど、サイトに掲載していただき感謝しております。こちらも、やりがいがあります」
【私】
そのように言っていただけると大変嬉しく思います。仕事もプライドを持ってやっておられるとうかがえます。
【建築士】
「掘削は本日、午前中で終りました。地盤はめったに見られないような、しっかりした地盤です。転圧も十分いたしました。
午前、栗石を入れ、ランマーで転圧後、目潰しに砕石を入れて地業は終わりです。地業だけは他の基礎屋さんに頼むと、正規にしないことが多いので直轄の手で施工してます。今週中には基礎はできあがる予定です。
栗石を入れる前に、神主さんから預かっている御札を建物の中心に納めておきますのでご安心下さい」
【私】
地業を雇いの基礎屋に頼むと手抜き工事をされたとき、自分たちの責任問題になることを十分に理解していると思います。プライドもありますよね。また、地鎮祭の御札の事も忘れておらず、詳細な記載にも仕事ぶりが見えてきます。
【建築士】
「現場には朝一番で行き、要所要所には行って写真など撮っています。夕方か夜にも行っております」
【私】
私も仕事帰りにチェックに行っていますが、キチンと整理整頓されています。
これが、仕事をキチンと行う上での基本です。請負契約の時にも、朝と夕方に清掃して引き上げると言ってましたね。
写真は今度、拝見させてもらいます。


●基礎工事の栗石・砕石・転圧
私たち家族は現場のチェックをするために、マンションをはなれ、現場の近くの妻の実家にイソウロウすることにしました。これで毎日現場のチェックができます。
今日は朝早く起きて現場に行くことにしました。作業をやり始めるとトントン拍子に進んでいくのと、昨日、夜雨が降ったからです。今日は雨が上がってます。
会社に行く前に自転車を飛ばして現場へ。
「地盤はめったに見られないような、しっかりした地盤です」と展示場のハウスメーカーの営業が言ったとおり、硬い地質で特に緩んだりしてませんでした。転圧も十分利いてガチッとした印象です。栗石して転圧後、目潰しに砕石を入れてありました。
地盤がしっかりしていると、栗石・砕石の地業は省略してもいいらしいのですが、行ってくれました。用心に用心を重ねたようです。キチンとした「いい仕事」をしてくれています。
石も敷地にふんだんに入れて、実際、上物が建つ所とその周囲を綺麗に差別化して地業していました。
またまた満足して、電車に揺られて会社へ行きました。


●基礎工事の防湿ポリシート敷き・捨てコンクリートを打設
昨日は捨てコン(基礎底面を水平にするためにコンクリートを流すこと)までの作業だったようです。
雪が降りそうな天気が気になります……。
建築士さんの説明と私のコメントで内容を紹介させていただきます。
【建築士】
「本日、割栗の上に目潰しの砕石を入れ、その上にt=0・15mmの防湿ポリシートを敷き、捨てコンクリート5cmを打設しました」
【私】
確認しましたが、そのとおり実施されていました。防湿ポリシートか6cmのコンクリートなので、防湿作業は2重に行ったわけです。……5cmでもよいです。
【建築士】
「明日、鉄筋を配筋し、土間の型枠を組みます。職人の手の都合で土間だけは木製の枠を使用させていただきますが、上部立上り基礎部分は鋼製の枠を使用いたします」
【私】
すべてをある程度、使用した木枠で型枠を組むと思っていたので、多少びっくりしました。鉄枠は木枠にくらべ金額が高く、作業性からいうと大変です。綺麗には仕上がりますが。
【建築士】
「ホールダウン金物は建物の角と両脇の柱に入れ最低12本は使います。構造は性能保証機構に則っております」
【私】
嬉しい限りです。700万円台のローコスト住宅に部材・作業の省略をせずキチンと実施してくれています。でも、省略されると家はガタガタになりますものね。地震に強い家をつくってほしいと要望してましたので助かります。
安心して任せられます。


┗ 04-04.第四章その4 | 2007年8月27日 (月) 公開 | コメント (0) | トラックバック
第4章 700万円台注文住宅の建築奮闘記その3
●「宮本建設」ってどんな会社?
パンフレットだけでは満足できない私は、宮本建設がどんな会社なのか、もっと知りたかったので、インターネットで検索!
ありました、「宮本建設」。
「100周年!」
これは、使える。
打ち合わせで、「100周年記念でなんかサービス・キャンペーンやってますか?」と言える。
次に、別のアドレスを選び、クリック。すると、割引サービスのタグがついた画面がいきなり出て、それを押すと、
「新築はモニター募集中です。リフォームも大幅割引中です。」
これも、使える。これで二つなにかサービスしてもらおう。
本来、宮本建設は「FPの家」の一戸建て住宅の建築がメインの会社です。主力の建物は次世代対応住宅(?)で、高断熱・高気密という高価な建物です。
しかし、私たちのようにお金がないけど注文建築をしたい、という人にも優しく相談にのってくれます。
●家の間取り図
宮本建設さんに、こちらの要望を箇条書きにして渡しました。できた図面がこちらです。LDKからの階段、1・2階のトイレ、2階に3部屋、勝手口、すべての窓に雨戸と網戸、2部屋分のバルコニー。私たちがイメージしたものができあがっていました。外壁はツートン。24時間換気システムは標準で装備しているそうです。
だんだん、家ができあがってくるのが楽しみになってきました。
●ローコストの条件
今回、私たちの家が安くできたのは、宮本建設が大量取引を行っているメーカーを選んだことによります。まとめ買いによる値引きの成果です。
建具はトステム(耐熱ドア・勝手口・室内ドア・フローリング・キッチン・バス・洗面所など)。あらゆるところを同じメーカーで統一し、他のメーカーを使わないことがポイントです。
また、照明器具はオーデリックの製品だけを使い予算的には定価で15万円以内でした。ただ、リビングの照明はシーリングファンで、定価では高額なので自腹で買うことにしました(定価5万円を2万円でインターネットで購入)。
でも、上記2社は大手なので結構、気に入ったものが選択できました。
●地鎮祭もやりました
大安の日に地鎮祭をやりました。
最初で最後(?)の地鎮祭です。初めてで何をどうやったらよいのか、まったくわからないので、宮本建設にすべてをお願いしました。
神主さんへの「玉串料」をはじめ、準備するものすべてにアドバイスを受けました。宮本建設は優しく細やかに対応してくれました。
地鎮祭で、建物の大きさに合わせて土地にロープを張ったのですが、余りの小ささにびっくりしました。
でも、我が家の城ですから、嬉しくなりました。小さいながら庭(14㎡くらい)もあり、駐車スペースも乗用車2台分あり、大満足です。

●700万円台住宅の豪華(?)装備 -打ち合わせするごとに良くなる仕様-
打ち合わせをするごとに仕様がよくなりました。いいのかな、と思ったほどです。
700万円台住宅とは、税込み1000万円から解体費・外構費・申請書類費・給排水工事費・消費税を除いた額で、799万円です。
しかし、仕様は建て売りの内容とは違います。少し紹介(自慢)させてください。
《外壁》 クボタの16㎡の2種類を選択
《食器乾燥機》 TOTOのEUD320
《磁気活水器》 設備後、永久活水できるマグミニ
《システム洗面所》 トステム UR1316F-BB
《システムバス》 トステム LSN541
《トイレ》 1・2階ともTOTO CES940BD NEW-ZJ
《照明》 オーデリック15万円分
《ドア》 トステム プレナスⅡ23 TFM/3/14型
《キッチン》 トステム Ⅰ型2250 Mシリーズ H50 人造大理石・扉鏡面仕様・オールスライドドア
《屋根》 アルファメット社(外国製)の50年保証の屋根。「バルセロナ」という色の赤と黒で光に当たるとさまざまな色に変る。
《勝手口ドア》 トステム ベルエア(網戸・換気・格子付き)
《その他》 モニター付きインターホン
窓はすべてペアガラスで網戸付き。出窓・玄関・風呂・洗面・トイレ・階段の窓以外は雨戸付き。雨戸なしの窓は防犯用格子付き。
LDKは自然換気扇で各部屋・階段・洗面・風呂は強制換気扇、トイレはセンサー付き換気扇。
どうです、いいでしょう。すごく満足してます。
これはすべて、打ち合わせ中に建築士さんが提案してくれたもので、私たちは
「請負金額内で付けてくれるならぜひ」と言うだけで、こちらからお願いしたものではないのです。
正直に言えば、建て売りにちょっと毛が生えたぐらいの家しか想像していなかったのです。
●打ち合わせの方法
安く家をつくるため、打ち合わせは毎回、宮本建設事務所で行いました。
建設会社はどこも現場を数件抱えており、事務所以外での打ち合わせは難しそうです。
でも、優しい宮本建設さんなら、相談すればOKしてくれるかもしれません。
ただ、来社したい日を伝えれば、時間を必ず空けてくれます。メールでの問い合わせもその日に返事が来ますし、対応は迅速で親切です。
私たちは、毎週、打ち合わせをお願いしていました。大変だったんでしょうね。でも、いつもなごやかな対応でした。
●ローコスト住宅の11条件を再確認
ここで、インターネットで見つけたローコスト住宅の11条件をもう1度確認してみます。どこまで適合するでしょうか?
①建築家と話し合ってとことん無駄を省く。
―毎週1回やってるもんな。でも、無駄は省いていない。むしろ「あれを付けろこれを付けろ」だからな。これはOかな。
②見積もりデータを取る。
―見積もりデータ?とりあえず業者選定でたくさん見積もり取ったからOK?
③外見はシンプルな箱型スタイル。
―これは総2階だからOK。
④間仕切り・建具は最小限にして空間を楽しむ。
―LDKは廊下からドアがなく空間を楽しんでる。しかし、2階は狭い3部屋なので△です。
⑤産直材など安くてよい木材をまとめて購入。
―これはわかりません。
⑥既製品の部材を上手に使い出費を抑える。
―これはトステムで統一しているからOKとしよう。
⑦腕のよい職人仕事で安い素材も美しく。
―職人さんよろしくお願いします。
⑧大工仕事に絞り込み手間賃を抑える。
―この辺はわかりません。
⑨屋根や外壁には安価で丈夫な材料。
―× 両方とも安価ではないから。
⑩水廻りは1・2階そろえ配管合理化。
―ダイニングを冷蔵庫の寸法に合わせて収まるように図面を変更してもらい、トイレが1・2階違う場所になったから△。
⑪自分でできることは自分で。
―× 契約で追加項目が出ても、1000万円でと言ってあり、現在、打ち合わせごとに多少の金額が上乗せされてるはず。宮本建設さんごめんなさい。
まあ、トータル的にはOKかな?う~ん、アバウトな判定ですみません。
┗ 04-03.第四章その3 | 2007年8月 6日 (月) 公開 | コメント (0) | トラックバック

